日本全国には数多くの銘菓が存在しますが、なかでも東海や関西では馴染みの深い、伊勢の「虎屋ういろ」は、一度食べれば忘れられない美味しさがあります。柔らかくモチモチとした食感と素朴な甘さが魅力のこの和菓子。今回はその魅力と楽しみ方をご紹介します。
伊勢の銘菓、虎屋ういろ。付属の小さなプラスチックナイフを使って好きな大きさに切ることができます。小さく切って食べ比べるのもおすすめ
虎屋ういろには定番の10種類にくわえ、季節限定のういろが四季ごとに用意されています。小倉、抹茶、ヨモギなど、個性豊かなフレーバーの中から、個人的なおすすめは、小豆の粒感が感じられる「小倉ういろ」と、波照間の黒糖を使用した風味豊かな「黒ういろ」。どちらも定番商品です。
小倉ういろ。断面に見える小豆の粒は、素朴な見た目でシンプルな原材料の良さが感じられます
波照間の風味豊かな黒糖が特徴の黒ういろ
コーヒーとの相性も良い「虎屋ういろ」。互いの風味が引き立ち、口の中で絶妙なバランスを保ってくれます。おすすめのコーヒーは、焙煎度が中煎り以上のコクのあるコーヒー。10年以上「コーヒーと暮らし」について発信してきた私たちカフェノマの中煎りオリジナルブレンドもおすすめです。
コーヒーと「虎屋ういろ」は、一見異質な組み合わせに見えるかもしれませんが、驚くほどよく合います。コーヒーサーバーは、三ノ輪2丁目ネルドリッパー(旧タイプ)
お土産に最適。日持ちするタイプが新登場
先日、伊勢本店に足を運んだ際、日持ちする新商品を見つけました。通常は2日ほどの賞味期限ですが、従来の味はそのままに外装のパッケージに工夫を凝らしたタイプの商品を発見。おおよそ4日程楽しめる商品です(※変更の可能性もありますので詳しくは店舗にお尋ね下さい)。 お土産にする際、なかなか日持ちしないことが悩みどころでしたが、たとえわずかでも賞味期限が延びるのはうれしい点です。
両手に収まるような外箱のサイズ感はお土産にぴったり。どこか親しみを感じさせる虎のロゴも可愛い!
味は、小倉ういろ、栗ういろ、桜あんういろ、伊勢茶あんういろの4種類から好きな組み合わせを選ぶことができます
通常サイズの半分の大きさ。防腐剤も使用しておらず、商品自体は従来品と全く同じだそう。ナイフをいれるとプルンと弾力を感じます。この独特の弾力が、とらやのういろ特有の魅力
虎屋のういろは、甘さ控えめで食べるとその独特な食感と素朴な味わいがクセになるかもしれません。コーヒーを添えて、ぜひ新しい美味しさを発見してください!