カフェインテリア

収納・ラック

収納は、目につく家具より、壁に溶け込む目立たない存在であってほしい、そういう思いがあります。見える収納、見えない収納についてまとめました。
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その壱

収納ボックス

見える収納は、無理をしないことが大事だと話すカフェノマ弓庭。その理由について、「見える収納、見えない収納について」でくわしく紹介しています。ここでは、中身は隠しながら、入れ物としてはカフェインテリアになる、そんなアイテムをご紹介します。

 

 

隠す収納におすすめ 野田琺瑯ラウンドストッカー

 

野田琺瑯のラウンドストッカー|長く愛される日用品の理由

古今東西を問わず人々を惹きつける日用品には、どんな特徴があるのでしょうか。おそらく多くの人が認めるその特徴とは、「美しくて機能的」であること。100年以上前に創業したメーカーが今もなお評価され続ける理由があるとすれば、このことと無縁ではない気がします。
明治後期からつづく日本の老舗メーカー 野田琺瑯。今回ご紹介するのは、その野田琺瑯から、4種類のサイズで展開するラウンドストッカーです。日本のホウロウですが、最初に目にしたのは台湾でした。現地のキッチンスタジオにお声がけ頂き、“うちカフェ教室”を開催したときのこと。スタッフの方が、ストッカー本来とは違う使い方をされていました。いったいどんな使い方なのか、くわしく解説しています。

 

 

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壁に溶け込む、無印の硬質パルプボックス

空間づくりのはじめの一歩は、〈収納を決める〉こと。かつて収納のないアトリエに入居する際、最初にしたことがストレージを揃えることでした。そのときに出会ったのが、ご紹介する無印良品の硬質パルプボックス。私たちの考える収納は、モノの量に合わせるのではなく、どんな量にも柔軟に対応できること、量に限らずどんなときもインテリアとして成立している、このふたつを、いつも心がけるようにしています。

 

 

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見せない収納|棚の上のかご

ご紹介する籠(かご)は、みせない収納のひとつ。中のものは隠しながらも、置き場所はひときわ目につく場所にあります。今の家に入居したときから同じ場所に鎮座する長年の愛用品です。この籠の置き場所は食器棚の上と決まっていて、大きい方が右側、小さい方が左側に並びます。実は、この位置が空間の雰囲気を決める、ある重要な意味を持っているんです。

その弐

収納ラック

心地よい生活空間を考えるとき、最も大切にするのは、「抜け感をつくる」ということ。実は収納ラックを選ぶときにも、ある点に注目して選ぶようにしています。

 

 

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モンタナ|収納家具のひとつの到達点

私たちが選ぶ収納家具の、ある決まりごと、それは、“収納量に柔軟に対応できながら、インテリアとしても成立するもの”、あるいは、“独立した目につく家具より、壁に溶け込む目立たない存在の家具”ということ。この流れをくむ収納、私たちがながらく愛用する収納家具モンタナをご紹介します。機能的でありながら温かみのあるデザインと豊富な色のバリエーション、さらに細部へのこだわり。それなのにどこか控えめな存在感に、品の良さを感じるモンタナ。収納家具としては、ひとつの到達点にある完成品のようにも感じます。

 

 

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眺めのいいカップの棚、Maduのガラスシェルフ

ひとつひとつ大切に集めたコーヒーカップにぴったりな居場所、それがこのコンパクトなMaduのガラスシェルフでした。以前からよくご質問を受けていたのですが、これはビンテージではなく、実はアンティーク塗装が施された既製品。しかも樹種はマンゴーウッドなんです。店頭で見かけ、“ここにカップを並べたい”、と即決したこのガラスシェルフ。コンパクトで場所をとらずリビングによく馴染んでくれています。

 

 

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AYANO SHシャンティシリーズ|食器棚

ご紹介するのは、わが家の食器棚。15年以上も愛用しているAYANOのSHシャンティシリーズ。シンプルなデザインで使い勝手が抜群な食器棚です。半透明の扉を通じて内容物が透けて見える点がもっとも気に入っているデザインのひとつ。奥行きが感じられるため、背の高い家具でも圧迫感が軽減されます。
スムーズに開閉できる大型折れ戸とスイング扉、家電収納にはスライドテーブルを採用し、棚の高さは可変式なので大皿も収納可能。自分の生活スタイルや好みに合わせて収納スペースを自由自在に調節できます。

 

 

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空間に馴染む、寄りかかり式コートラック「リーノン」

家具やインテリアのことを考える時、最も大切にしたいのが、“その空間に馴染むかどうか”、ということ。個々に個性があって主張するプロダクトよりも、生活空間の中にうまく溶け込む、そういうモノが理想的です。
ご紹介するルームサファリのコートラックも、プロダクトの使い勝手、美しさもさることながら、最も気に入っている点は、空間によく馴染んでくれるところ。壁に立てかけるだけ、という、なかなか思いつかない発想もすごいです。ルームサファリの製品の魅力、開発・販売を手掛ける彼らのバックヒストリーについてエッセイにまとめました。