チーク無垢材の木製ビンテージトレー。国内の北欧ビンテージ家具店を訪れると、店内の片隅でよく目にする雑貨のひとつです。
トレーの背面には、微かに読める「TEAK」と「DENMARK」の文字が刻まれています。デンマークのごく普通の家庭で日常的に使われていた生活道具なのかもしれません。木目や色合いにひとつひとつ個性があって、お気に入りを見つけては、ひとつ、またひとつと手に入れてきました。
2人分のコーヒーとカジュアルに盛りつけた焼き菓子
りんごワッフル。トッピングのりんごとソースを小さい木製トレーに
この木製トレーをテーブルに加えると、雰囲気に温かみが増します。特に、丸いトレーはお皿と合わせやすく、小さいものはオヤツを盛り付けるのに、大きなものはワンプレートの朝食に使うこともあります。
「365日」の手のひらサイズの食パンで作った、アントースト。白い皿:素朴な風合が魅力の「studio m'リアン取皿」
大きいトレーは、ワンプレートの朝食用に。冷蔵庫の残りものを豆皿に入れて
チーク材の特徴
このトレーの素材であるチーク材は世界三大銘木の一つで、美しいだけでなく耐水性や耐腐性があります。また、天然の油分が含まれているため、木自体が腐食や虫から守られます。ただし、違法伐採が問題となっているため、環境に配慮した植林されたチークもあるようです。
大きいトレーの縁は、フランスパンを添えるのにちょうど良い大きさ
カフェノマの所有する日用品には、デザインや柄が主張しすぎないシンプルなものが多いと思います。写真をご覧になって分かるように、白いテーブルに、白い器を組み合わせることも多いのですが、実はこの組み合わせに、合いの手を加えるような存在として、チーク材のビンテージトレーがよい働きをしてくれています。
以前の記事「心地よいバランスを保つインテリア、2対8の法則」でもふれたように、味のある古いものが2割、新しいものが8割という割合はテーブルのうえでも生かされているんです。ぜひ参考にしてみてください。