雨の日に撮る写真には特別な魅力があります。特に室内では、大きな窓を通して入る拡散された自然光が、柔らかな雰囲気をつくります。今回は東北を向いた大開口の窓辺で撮影したカフェオレと焼き菓子の写真を例に、その魅力を解説します。

soft-natural-light-rainy-window
雨粒が光をやわらげ、室内にやさしい雰囲気をもたらす

光のやわらかさを活かす

雨の日の窓辺は、通常よりも光が柔らかく、穏やかな空気感を生みます。窓に付いた水滴が光を適度に拡散させ、影がくっきりと出ないため、ナチュラルな質感が引き立ちます。室内に置いた暖色系のランプを手前にぼかして配置すると、自然光と室内の光のバランスがよくなり、温かさと優しさを兼ね備えた雰囲気になります。

少しの角度で奥行きを

脚立に乗って高い位置から撮影することで、カップ内が見えやすくなり、写真に立体感が生まれます。また、窓枠に対してあえて斜めに撮影することで、自然で動きのある構図に仕上げています。

素材と色のバランス

陶器や木のプレートのナチュラルな色調を選ぶことで、室内写真に温かみが加わります。雨の日のグレーな外景と対比させるように暖色系のアイテムを取り入れるのがポイントです。

余白で静かな印象に

余白を広く取ることで、見る人の視線が写真の主役に自然と向かいます。また、余白が静けさや穏やかさを引き立て、雨の日の特別な空気感を伝えやすくなります。

撮影データ

  • レンズ:Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
  • 絞り値 (F値):2.8
  • シャッタースピード:1/200
  • ISO感度:320
  • 焦点距離:100mm (35mm換算)

雨の日は撮影に向いていないと思われがちですが、実は室内写真にこそ絶好のチャンス。ぜひ、次の雨の日に試してみてください。

雨の日の窓辺

マーケティング支援

インスタグラムを起点にコンテンツマーケティングを加速

オウンドメディア支援

コーヒーのある暮らしを軸にしたWebメディアの企画運営

空間+ブランディング

コーヒーのある暮らしで差別化されたモデルルームを

撮影・クリエイティブ

ブランドの世界観を伝える写真撮影・動画制作