ソファに腰を下ろして飲むコーヒー。目線の先に好きなアートがあると、なおリラックスして心地良い時間を過ごせるような気がします。
いままで様々な絵画やポスターを迎え入れてきました。飾るアートを替えるたびに、部屋の空気もほんの少し変化するようです。大きな家具はそうそう買い替えることはありませんが、アートポスターなら気軽に入れ替えできますよね。
北欧インテリアにおすすめの絵画選びは、私にとって日常の中の小さな楽しみのひとつ。中でも、私の心をくすぐるのは、ちょっととぼけた感じの絵柄です。今回ご紹介するのは、MoguTakahashiさん作のリスのポスター。
近くで見ると筆圧が感じられるリスのポスター。筆運びの強弱が思いのほかはっきり伺えます
Moguさんが描く動物たちは、 どこかユーモラスでとぼけた表情が特徴。このリスのポスターも、真横を向いていてなんとも言えない独特の表情が魅力です。作品を見ていると、何となく想像が膨らんでしまうのです。これは私の勝手な想像なのですが、Moguさんは絵を描くことが大好きで、筆を持ち始めたらあっという間に絵が完成してしまう、そんな風に、エネルギッシュに作品が生み出されているのではないのかなと。
リスの体をよく見ると、おそらく方眼紙の上に描かれているような跡が見えます。その跡を見ると、アイデアが浮かんだ際に即座に描かれ、そのままポスターになったのかもしれないですよね
絵画・ポスターの選びかた
私の場合、無意識に部屋に遊び心を取り入れようとしてることがあります。その役割がアート。部屋に漂う一定のリズムを壊すような、アクセントを求めているのかもしれません。
思わず二度見したくなるようなものや、あるいはふっと緊張感が和らいで、思わず微笑んでしまうようなもの。とぼけた表情のリスのポスターは、そんな視点からもぴったり。そのリスが一体何を見つめているのか、何度見ても考えてしまいます。部屋の雰囲気を変化させ、心に微笑みをもたらす。その象徴がMoguさんのリスのポスターだと思います。