広めの部屋を仕切る際、壁や扉で仕切らず、クロスで仕切ることがあります。この方法だと、光や人の目線は優しく遮りつつ、風や人の気配は布越しに感じられのでおすすめです。大掛かりな工事も必要なく、広めの空間でも手軽に印象を変えることができるんです。
撮影や打合せ用のスペース(写真手前)と、デスクワークスペース(写真奥)を仕切るために、かつて入居していたアトリエに吊るしていました。専用のレールをひかず、直径数ミリのワイヤーを貼って掛けるだけで目隠ししていたので、手軽に模様替えもできました。
『Fine Little Day(ファイン・リトル・デイ)』のオフィシャルブックに、Creator’s “My FLD”としてカフェノマを選んで頂きました。今回ご紹介する「ウォーターリリーズリネンファブリック、オリーブ」の利用シーンが掲載されています
適度に光を通すので圧迫感がありません
スクリーンを巻き上げ、足元は風を通し、目線は切るようにも
このリネンは、軽くて適度な薄さで張りがあり風や光をよく通します。高さ3mある天井から吊るしても壁のような圧迫感がありません。また、生地はプリントではなくパターンが生地に織り込まれている二重ジャガード織りのため、裏側からみても違和感がなくパーティションにぴったりなんです。
ウォーターリリーズリネンファブリック、オリーブ
- デザイン:エリーサベット・デュンケル
- サイズ:幅150 cm
- 技法:二重ジャガード織り
- 素材:100%リネン
- 色:オリーブ/オフホワイト
Fine Little Dayの生地は、どれもカラーバリエーションが上品で控えめな合わせやすいものばかり。どれにするか悩ましいのです。
今回ご紹介するパターン、Fine Little Dayの公式ストアではテーブルクロスやランナー、クッションカバーとしても扱っています。同じパターンの他のアイテムと組み合わせれば、空間のイメージをまとめやすいかもしれません。
余談ですが、Fine Little Dayの設立者でありデザイナーのElisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)さんが来日された際、この生地のワンピースを着ていました。それは新宿伊勢丹での北欧雑貨のイベントで、このデザインを思いついたときのエピソードをお話しされていた際のことです。その時、彼女がこの生地で仕立てられたワンピースをさり気なく着こなしている姿がとても印象的でした。