こちらの記事「マキネッタでアレンジの幅が広がる!自宅で楽しむエスプレッソ風の濃いコーヒー」でご紹介したマキネッタ。マキネッタで淹れた濃いコーヒーは、エスプレッソと同じように様々なアレンジを楽しむことができます。その一つが、今回ご紹介するアフォガート。
アフォガートとは
アフォガートとは、エスプレッソをバニラアイスにかけて楽しむイタリア発祥のデザート。日本では別名「アフォガード」とも呼ばれ、英語では "Affogato" と表記されます。もともと「溺れる」という意味のイタリア語 "affogare" に由来し、20世紀初頭のイタリアでは、当初カフェの特別なメニューとして提供されていたそうです。現在ではその簡便さから、家庭でも気軽に作られる人気のデザートとなっています。
今回はエスプレッソやマキネッタを使って抽出したコーヒーのアレンジレシピをご紹介します。
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熱々のエスプレッソと冷たいアイスクリームの絶妙な組み合わせ、アフォガートの基本形。
基本のアフォガート
バニラアイスの冷たさとエスプレッソの熱さが生み出す、温度と味のコントラストがこのデザートの魅力。以下の簡単な手順で、カフェ気分を自宅で味わえます。
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作り方
- バニラアイスをカフェラテ用のカップにすくいます(専用のアイスクリームスクープが便利)。濃厚な味わいのバニラアイスを選ぶと一層美味しくなります。
- エスプレッソを抽出します(約30mlが適量)。家庭用エスプレッソマシンやマキネッタを使えば、簡単に濃厚なコーヒーが抽出できます。
- 抽出したての熱々のエスプレッソを、バニラアイスの上に直接注ぎます。勢いよくかけすぎないことで、エスプレッソがアイスの表面にゆっくり広がり、食感を損ねません。
- すぐにスプーンでアイスとエスプレッソを一緒にすくって食べると、異なる温度と味わいが絶妙に混ざり合います。
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アイスにエスプレッソを注ぐ瞬間。
簡単にできる!アフォガートの美味しいアレンジレシピ集
アフォガートは基本の形でも十分美味しいですが、アレンジを加えることでさらに楽しみ方が広がります。以下に、簡単で魅力的なアレンジ例をご紹介します。
玄米フレークとほうじ茶黒みつのアフォガート
ハーゲンダッツ GREEN CRAFT ミニカップ『ほうじ茶黒みつ』(期間限定)は、ほうじ茶アイスに黒みつソースが練り込まれた一品。味も見た目も渋みたっぷりながら、濃厚で甘さ際立つ黒みつソースには、エスプレッソとの相性が抜群です。コーヒーとほうじ茶、お互いの渋みが引き立てあって大人の味に仕上がりました。
- 器に玄米フレークを敷き、ハーゲンダッツ『ほうじ茶黒みつ』を少し柔らかくしてから盛ります。
- エスプレッソを30ml抽出。香りを引き立たせるため淹れたてを用意します。
- アイスの上に熱々のエスプレッソをゆっくりとかけて完成!好みでコーヒー微粉を追加します。
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コーヒーの微粉をひとつまみ。玄米フレークをサクサクと崩しながら頂きます。
あずきアフォガート
日本の甘味を代表する「あずき」とアフォガート。缶詰のあずきをそのまま使えば、手軽に作れます。
- バニラアイスを器に盛り、スプーン1杯分のあずきをその上に載せます。
- さらに、エスプレッソをゆっくり注ぎ、全体が混ざり合うのを楽しみます。トッピングとして、コーヒー豆を挽いたときに出る微粉をふりかけると香ばしいアクセントになります。
トッピングに微粉をふりかけたあずきアフォガート。香ばしさと甘味が絶妙にマッチします。
煮豆とさつまいもの甘露煮を利用したアフォガート
甘さ控えめな煮豆と、さつまいものほっくりした甘味を活かした大人向けのアフォガートです。
- 市販の煮豆とさつまいもの甘露煮を一口大にカットし、バニラアイスの周りに配置します。
- エスプレッソを中央に注ぎ、全体に絡めてから食べると、素材の自然な甘さが引き立ちます。
器を工夫するだけで和洋どちらにも見える、煮豆と甘露煮を使った大人のアフォガート。
クッキーを加えてパフェ風アフォガート
クッキーを砕いて層を作り、少し贅沢なデザートにアレンジします。クッキーの塩味が甘いアイスと絶妙に調和し、一口ごとに異なる食感が楽しめます。
- 塩味の効いたクッキーを手で砕き、グラスの底に敷き詰めます。
- その上にバニラアイスを重ね、さらにクッキーをトッピング。エスプレッソをかけると、アイスとクッキーの絶妙な食感が楽しめます。
塩味のクッキーを砕いて作るパフェ風アフォガート。特別感のある贅沢な一皿に。
コーヒー味のかりんとうを合わせたアフォガート
ユニークな食感を楽しむアレンジです。
- コーヒー味のかりんとうを細かく砕き、バニラアイスの上に散らします。
- エスプレッソをかけると、カリカリの食感とアイスの滑らかさが絶妙なハーモニーを生み出します。
コーヒー味のかりんとうを合わせたアフォガート
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アフォガートにおすすめのコーヒー豆の種類
アフォガートの味の決め手は、なんといってもコーヒーのコク。コーヒー豆は、エスプレッソ用のものが最適です。焙煎具合は、苦味のある深煎りや中深煎りがおすすめですが、苦手な方は、苦味の少ない中煎りでも十分堪能できます。
アフォガートをもっと楽しむアイデア
アフォガートの魅力は、アイスとコーヒーさえあればいつでも気軽に楽しめるところ。甘いものが苦手な方も、アイスとコーヒーの組み合わせは受け入れやすい気がします。一口で、まるでカフェにいるかのような気分になれるアフォガート。いつもと違ったコーヒータイムを楽しんでみてはいかがですか?
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