壁はインテリアを引き立てる影の存在

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2024/04/12 16:04:38

ふだんはあまり意識しない壁の存在。でも、意外にも壁は、目に入る空間の多くの部分を占めています。家具・インテリアに隠れて見過ごされそうな壁ですが、案外、インテリアを引き立てる影の存在でもあるのです。

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自宅のマンションは2LDK。入居当初は、部屋中が無難な白い壁紙で統一されていました。予算の関係もあって、キッチンの古レンガ以外は、壁の仕上げに対するこだわりを諦めていたんです。

数年後、DIYでLDKや玄関には念願だった漆喰を塗り、味わいのある雰囲気に仕上げました。それを皮切りに、寝室の壁の一部にはブルー・グレーのペンキを使い落ち着いた雰囲気に、ワークスペースにはブラックボードのペイントを施しマットで大人っぽい仕様にしました。ひとつひとつみてみましょう。

コーヒー台の壁のタイル

コーヒーを淹れる専用のコーナー(通称コーヒーステーション)の壁には、簡単に汚れが拭き取れるタイルを導入。明るさと清潔感を維持しながら、味わいも感じさせるような磁器質のモザイクタイル「和風 六角 タイル(モザイクタイル)シート」を使用。シート状になっていて、まとめて貼れるのでとても便利です。

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ワークスペース

ワークスペースの仕上げにはチョークボードペイントを。マットな質感は、落ち着いた大人の雰囲気を演出してくれます。下地にマグネットペイントを塗っているのでメモや写真も貼れたり、用途は広がります。よく見ると色むらがありますが、それが独特の味わいとなっています。

DSC04958塗料は「EFチョークボードペイント プラス」を使用。水性なので、作業時の嫌な匂いもありません

LDK

壁の漆喰仕上げやペンキの施工は湿度が高い時期を避け、ゴールデンウィークに行いました。ラフな仕上げですが、光にあたると凹凸があるので雰囲気のある陰影ができます。

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21畳ほどのLDKを、玄関と廊下を合わせて ふたりで4-5日かけて仕上げました。漆喰は練り済み漆喰(しっくい)塗り壁 ベジタウォールを使用。壁紙の上からそのまま塗れるのも魅力です。

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経年劣化で黄ばんでしまったり、剥がれてしまうビニールクロスは新しく貼り替えるしかありませんが、味わいのある壁は経年変化も楽しめ、飽きがこない気がします。

寝室

8畳ほどの寝室。ベッドの頭側の一面を、落ちついたスモーキーカラーに。壁の一部をアクセントカラーにすると空間に個性が出てぐっと引き締まります。ローラーを使ってひとりで2−3時間の作業で完了。失敗も少ないのでDIYはやったことがない、というひとにもおすすめです。

201911113820Fine Little Day のクッション(グレー)。壁のポスターは、直販サイト「カフェノマ オンライン ストア」で販売中

今回の壁仕上げも含め、自宅をより居心地の良い場所にするために、私たちはよくお気に入りのカフェからインスピレーションを得ます。それぞれのカフェの思い出を少しずつ自宅に取り入れるような感じです。

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DIYで壁を作り上げることで、独自の空間が生まれ、自然に愛着が湧いてきます。このような空間は個性や好みが反映され、さらにリラックスできる場所になると感じています。

_DSC3876壁のポスターは、直販サイト「カフェノマ オンライン ストア」で販売中