風を纏うインテリア、シーリングファン

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2024/04/12 11:22:41

リビングの天井にあるシーリングファン。機能以上に、インテリアの一部として、もはや我が家になくてはならない存在になっています。ファンが静かに回転する様は、見ているだけでゆったりとリラックスさせてくれます。同時に、優しく風を運んでくれる、そんな存在です。

 

以前、香港の街中から少し離れたリゾートホテルに、休息のため入ったときのこと。ロビーのカフェで一息つき天井を見上げると、大きなシーリングファンが回っていました。その大きなファンのおかげか、生暖かい風もどことなく心地よい風にかわり、時間の流れもゆっくり感じたことを思い出します。
この経験がきっかけとなり、今住むマンションの天井にシーリングファンを設置したいと思うようになりました。幸い、間取りを含め自由に設計が可能だったのです。

_MG_2441-2照明もなく、シンプルなタイプの3枚羽のファン。シーリングライトを取り付ける部分があれば、自分で後付け可能です(オーデリックシーリングファン/高さ33cm 直径91cm)

規格上の図面をみると、天井の高さは2500mmで、ファンを取り付けるにはちょっと高さが足りませんでした。それでも、その想いを諦めきれず、思い切って床を下げることに。なんとか交渉した結果、床を下げることも叶ったのです。

DSC02518-2_ai150mm下がった一段差のあるリビング。結果的にカウンターにあるスツールに座った際、この段差がちょうどよい足置き場になりました

201903091120天井のシーリングファンを想定し、150mm下げたリビング。キッチンカウンター足元の出っ張りが元々の床底です。玄関から廊下を通り、段差のあるリビングに入ると、ぱっと視界が広がるような効果もあります。エアコン使用時はサーキュレーターとしても使えます

このリビングに合わせて選んだシーリングファンは、小ぶりで高さも低く、限られた空間にピッタリのサイズ感のもの。優しい風を感じながら、ファンがゆっくりと回る姿を見るたび、あの香港のホテルで感じたリラックスした時間を思い出します。