リビングに取り入れたシーリングファン、その存在感
リビングの天井にあるシーリングファン。機能以上に、インテリアの一部として、なくてはならない存在になっています。ファンが静かに回転する様は、見ているだけでゆったりとリラックスさせてくれます。同時に、優しく風を運んでくれる、そんな存在です。
コンパクトなデザインのオーデリック製シーリングファン。北欧テイストの家具とも調和し、マンションリビングにもぴったりのサイズ感です。
香港のカフェで感じた「回る風」
以前、香港の街中から少し離れたリゾートホテルに、休息のために入ったときのこと。ロビーのカフェで一息つき天井を見上げると、大きなシーリングファンがゆったりと回っていました。その大きなファンのおかげか、生暖かい風もどことなく心地よい風に変わり、時間の流れもゆっくり感じたことを思い出します。
その経験がきっかけで、シーリングファンをリビングに取り入れました。北欧デザインの家具が揃う空間にもよく馴染むシンプルなフォルムは、インテリアとしても魅力的です。
コンパクトなデザインのオーデリック製シーリングファン。北欧テイストの家具とも調和し、マンションリビングにもぴったりのサイズ感です。
天井の高さに合わせた設置工夫
マンションの天井高は約2500mm。シーリングファンを取り付けるには少し余裕がない高さでした。それでも、その想いを諦めきれず、床を150mm下げるという選択をしました。この段差はカウンターのスツールに座った際の足置き場にもなり、結果的に便利な空間が生まれました。
150mm下がった一段差のあるリビング。結果的にカウンターにあるスツールに座った際、この段差がちょうどよい足置き場になりました
天井のシーリングファンを想定し、150mm下げたリビング。キッチンカウンター足元の出っ張りが元々の床底です。玄関から廊下を通り、段差のあるリビングに入ると、ぱっと視界が広がるような効果もあります。エアコン使用時はサーキュレーターとしても使えます
選んだシーリングファンは、小型でシンプルなデザイン
取り付けたのはオーデリック製の小型シーリングファン。高さ33cm、直径91cmのコンパクトな3枚羽のデザインは、シンプルながらも視線を引きつける存在感があります。別名「天井扇風機」とも呼ばれるこのファンは、インテリアに馴染むだけでなく、柔らかな風を生む実用性も兼ね備えています。
日常に風を纏う暮らし
ファンが静かに回る姿を見るたび、香港のホテルで感じた穏やかな時間を思い出します。北欧デザインの家具に囲まれたリビングで、シーリングファンが運ぶ風を感じながら過ごす時間は、日々の生活に欠かせないものとなりました。季節を問わず、空間全体に広がる優しい風。その快適さは、エアコンの効率を上げるだけでなく、空間全体の印象をさらに引き立ててくれるものです。