コーヒーとひと口お菓子は、最高の組み合わせです。コーヒーのためのお菓子なのか、お菓子のためのコーヒーなのか。コーヒーもお菓子も好きな私にとって、もはや主従関係ははっきりしません。
このカップ&ソーサーをはじめて見かけたとき、もちろんデザインにも惹かれたのですが、同時に心でひそかに思ったのは、“ソーサーにお菓子が載る!”ということ。どうみてもお菓子のためのソーサーにしか見えませんでした。
過去8年分の写真を振り返ると、お菓子が写っているものばかり。中には一口では食べられないほど、大きなお菓子もありました。
お菓子をはなれて、器について。minä perhonen 皆川明さんデザインによる、このカップ&ソーサーの魅力は、なんといってもグレーの色合いにあります。グリーングレーのかすれた色味が、どこかレトロで洗練された印象を与えてくれます。
普段遣いには、少し特別感のあるカップ&ソーサーですが、“これは”、というひと口お菓子を見つけたときは、この器で頂くことをいつも楽しみにしています。