ある北欧家具店で、ビンテージチェアが無数に並んでいる中、ひときわ目を引いたのがこの小さな白い椅子でした(白と木目のコントラストが何とも上品!)。
他の椅子よりちょっと小柄にも関わらず、一番存在感を放っていたこのチェア、実際によく見ると、その精巧な造りにはただただ驚かされます。
座ってみると、華奢な外見とは裏腹に丈夫で安定感があります。後から知ったんですが、この椅子はアスコのファネットチェアという名で、釘を一切使わずに木の組み合わせだけで作られているんだそう。
ビンテージなので、ちょっと塗装が剥げたり使い古した感じもありますが、それがまたこの椅子の魅力を引き立てているようにも感じて新たに塗装を施すのはやめました。
小さめだから部屋のどこに置いても邪魔にならず、それでいてどこに置いても美しく映えるんです。白と木目のコントラストがさわやかで、ただ置いているだけで空間が引き締まる感じがするのも魅力。
そんなファネットチェア、見た目以上に実用性に優れていて、この先もまだまだ長く使えそうです。