広めの部屋を仕切る際、壁や扉で仕切らず、クロスで仕切ることがあります。この方法だと、光や人の目線は優しく遮りつつ、風や人の気配は布越しに感じられのでおすすめです。大掛かりな工事も必要なく、広めの空間でも手軽に印象を変えることができるんです。
今回は、そんなクロスを活用した例を、Fine Little Dayの「ウォーターリリーズリネンファブリック、オリーブ」とともにご紹介します。
このリネンは、軽くて適度な薄さで張りがあり風や光をよく通します。高さ3mある天井から吊るしても壁のような圧迫感がありません。また、生地はプリントではなくパターンが生地に織り込まれている二重ジャガード織りのため、裏側からみても違和感がなくパーティションにぴったりなんです。
ウォーターリリーズリネンファブリック、オリーブ
今回ご紹介するパターン、Fine Little Dayの公式ストアではテーブルクロスやランナー、クッションカバーとしても扱っています。同じパターンの他のアイテムと組み合わせれば、空間のイメージをまとめやすいかもしれません。
余談ですが、Fine Little Dayの設立者でありデザイナーのElisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)さんが来日された際、この生地のワンピースを着ていました。それは新宿伊勢丹での北欧雑貨のイベントで、このデザインを思いついたときのエピソードをお話しされていた際のことです。その時、彼女がこの生地で仕立てられたワンピースをさり気なく着こなしている姿がとても印象的でした。