コーヒーの味わいを大きく左右する条件のひとつに、温度管理があります。温度が高すぎると、苦みや酸味が強調され、甘みを感じにくいものに。反対に低すぎると、今度は本来の香りや風味がきちんと抽出しきれません。
でも家庭で味わうコーヒーは、おいしさと同じくらい、気軽さも大切にしたいもの。温度計を片手に淹れる作業は、ちょっと現実的ではないかもしれません。
そこで、今回ご紹介するのがHARIO(ハリオ)の「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノN」。コーヒー器具老舗メーカー・HARIOが生み出すコーヒー専用のドリップケトルに、細やかな温度管理や保温設定などの機能を加えた、まさにハイブリッドなコーヒーツールです。
プロのバリスタにも愛されるHARIOの「V60ドリップケトル・ヴォーノ」。そのデザインを踏襲したこのケトル、使い勝手はもちろんお墨付きです。
おいしいドリップのコツは、粉の中心にお湯を注ぐこと。細く長い注ぎ口が、狙ったポイントへのドリップを可能に。ポタポタと少量を落としたり、ツーっと細く注いだり、思い通りに湯量を調整できるので、ドリップの楽しみがさらに広がりそうです。
そして、なんといっても一番の大きなポイントは、この温度調節機能。50℃〜96℃まで、1℃単位で細かく設定することができます。
「今日のコーヒー豆は浅煎りだから少し低めの湯温で」というような、豆に合わせた調整も、温度計とにらめっこすることなく、ボタンひとつで気軽に。操作板もシンプルなので、感覚的にさっと使えます。
加熱後は、設定した温度を15分間キープするため、ドリップ作業を慌てる心配もなし。慌ただしい朝や家事の合間でも、自分のペースでコーヒーと向き合えます。
赤ちゃんのミルクや、すぐに飲みたいインスタントスープを適温でつくったり、低めの温度で日本茶をいれたりと、コーヒー以外での用途も選びません。沸騰するまで加熱する「沸騰モード」も搭載しています。
ケトルに水を入れた直後の「スタンバイ」「加熱」「保温」で、それぞれ液晶の色が変わるので、今の状態をひと目でキャッチ。「空焚き防止機能」や、10分間操作がなければ自動で電源をオフにする「オートパワーオフ機能」など、安心して毎日使い続けられる機能も充実しています。
自宅で飲むコーヒーを、さらにおいしく、本格的に。コーヒーの世界を深く知れば知るほどに、そう感じるのは当然のこと。
テクニックや道具、コーヒー豆の選び方。おいしさへのアプローチはたくさんありますが、ぜひケトルにも注目してみませんか? 本格的なテクニックと、手軽な便利さ。「V60温度調整付きパワーケトル・ヴォーノN」が、どちらも叶えてくれそうです。