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The first issue of our book “UCHICAFE”

By in Book

インスタグラムで3年間綴った“自宅カフェ”の記録と、自宅でコーヒーを楽しむためのコーヒーの淹れ方、手作りお菓子、カフェインテリアなどを紹介。

cafenoma(弓庭暢香/刈込隆二)著
2015年11月27日発売 定価1,350円(税抜)

おいしいコーヒー。

コーヒーハンター 川島良彰さんが、著書「Coffee Hunting Note 100カップログ」のなかで、「コーヒーは嗜好品です(中略)自分がおいしいと感じたコーヒーが、その人の嗜好に合ったコーヒーです。ただし嗜好は変わっていきます」とおっしゃっています。

うちカフェ』の発売にあたって出版社の方から、カフェノマのおすすめのコーヒー豆をあげてほしいとリクエストされていました。ですがこれがなかなか難しいリクエストであったことを今でも思い出します。川島さんのいうように、われわれの好きなコーヒーも“いつでもコレ”というのが決まっていないのです。

カフェノマにとってのお薦めの豆とは何なのか。そもそも美味しいのは豆なのか、淹れ方なのか、焙煎具合によるものなのか。どう答えていいのか当時はまったくわかりませんでした。美味しいと感じるコーヒーも、新しい豆に出会うたびに変わってしまうのです。私たちは焙煎されたコーヒー豆を豆の状態で購入します。そして、自宅で豆を挽き、好きな淹れ方で、好きなようにしていただくだけです。

専門家ではない私たちなりに、それでもその問い(「おいしいコーヒーってなんだろう」)に対する答えを模索し、夫婦でいろいろと話し合ってきたことがあります。それは、コーヒーそのものより、おいしくコーヒーを飲むための空間にこだわろうとう考え方でした。好きなものに囲まれた自宅こそ、美味しいコーヒーを呑むための必須条件だろう決めたのです。そうした考えにもとづいた様々なアイデアや楽しみ方を、この本には込められたと思っています。そしてインスタグラムの写真には、そのような考え方を踏まえたいくつかの特徴があります。シズル感を消した抑えめのトーン、少し引き気味のカット、余白の多い画面構成などなど。これらはどれも主役は「空間」です、ということを意図した演出なのでした。